平成24年度精神科病院委員会セミナーのお知らせ

 今般、精神科医療は入院患者の症状を如何にして短期間のうちに抑え、退院できる状態にまで持っていくか、また退院した患者を如何にして社会復帰させ、社会生活を継続させていくかが重要な課題となっていますが、多剤併用大量処方による副作用の発現やノンアドヒアランスによる怠薬、向精神薬の過量服薬などの薬物療法に関する問題が、これらの課題を解決するための大きな壁となっています。

 平成24年度診療報酬改定において、「病棟薬剤業務実施加算」が新設され、薬剤師の専門領域である薬物療法への関与が点数として認められました。精神科病院(病棟)において、病棟薬剤業務を実施するには、人員問題など超えなければならない高いハードルがあるのも事実です。しかし、これは精神科医療が抱えている薬物療法に関する問題に薬剤師が関与し、チーム医療の中で解決するという、薬剤師にとって大きな活躍の場であります。

 そこで、当委員会では、多くの施設で「病棟薬剤業務」を実施していただくため、第1部では「精神科における病棟常駐への取り組み」、第2部では「抗うつ薬・抗不安薬・睡眠薬の適正使用」をテーマとして平成24年度精神科病院委員会セミナーを下記の通り開催いたします。明日からの臨床現場ですぐに活かしていただける内容を予定していますので、多数ご参加下さいますようご案内申し上げます。

精神科病院委員会
委員長 天正 雅美

 

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